ご存知の方もいるかもしれませんが、鈴虫はオスしか鳴きません。
私たちの聞いている美しい鳴き声はすべてオスの鈴虫の鳴き声なのです。
ですので、自宅で鈴虫の鳴き声を聞きたい方は、まずオスの鈴虫を手に入れなければなりません。
しかし、たとえオスの鈴虫であっても鳴かないことがあるようです。
一体何が原因なのでしょうか。
今回はオスの鈴虫が鳴かない理由やその対策方法についてまとめてみたいと思います。
鈴虫のオスが鳴かない原因とは
そもそもなぜ鈴虫はあのような美しい声で鳴いているのでしょうか。
あの鳴き声はメスの鈴虫を誘い出す求愛のサインなのです。
ですので、ある程度近くにメスの鈴虫がいるような状況でないと、オスの鈴虫は鳴きにくいという特徴があるのです。
自宅で飼っているオスの鈴虫がなかなか鳴いてくれないという場合には、メスの鈴虫も同じ飼育容器で飼ってみるといいかもしれません。
また、鈴虫は夜行性ですので、薄暗いところでないとなかなか鳴いてくれないという習性も持っています。
飼育容器を薄暗い場所に移動したところ、鳴いてくれるようになったというケースもありますので、これも試してみるといいでしょう。
鈴虫のオスは基本的には鳴くことができるのですが、それは成虫のオスであることが条件になります。
鈴虫は羽をこすり合わせることによりあの美しい鳴き声を発しています。
ですので、羽の生えていない産まれたばかりの幼虫では鳴くことができないのです。
こればかりはなんともできないので、成虫になるのを楽しみに待つほかありません。
鈴虫はたいてい5月の終わりから6月にかけて卵から生まれてくるので、成虫になるのはだいたい7月の終わりくらいからになります。
まとめ
今回は鈴虫のオスが鳴かない理由とその対策についてまとめてみました。
メスの鈴虫は絶対に鳴くことはありませんが、たとえオスの鈴虫であっても鳴きにくい状況、鳴きやすい状況というものがあるみたいです。
せっかく鈴虫を飼っていても、あの美しい鳴き声を聞けないのでは、魅力半減です。
家で飼っている鈴虫がなかなか鳴いてくれない時には、さきほどご紹介した方法を試してみてください。