冬のあいだ保管していた鈴虫の卵が春に水を与えても孵化しない。
このような経験をしたことはありませんか。
鈴虫の卵が孵化しないのは、水不足や温度環境などさまざまな原因があります。
ここでは、鈴虫の卵が孵化しない原因に触れると共に、その対策方法についてみてまいりましょう。
鈴虫の卵が孵化しない原因と対策方法
鈴虫の卵が孵化しないのは、卵が入っている土の湿度や外部温度、土や卵に発生するカビが大きな原因です。
産み落とされた鈴虫の卵は、約2ヶ月ほどすると卵の表面が固くなり乾燥や温度の低下に耐性がつきます。
しかしながら、それまでの期間の卵は周りの影響を受けやすいため注意が必要です。
鈴虫の卵が孵化しない原因の一つは、この約2ヶ月間の土の湿度と温度管理にあるといえるでしょう。
湿度不足であったり、凍結させたりした場合には鈴虫は孵化しません。
これらの対策としては、卵の表面が固くなるまで時々霧吹きで水分を与える、凍結しない温度環境で保管することが挙げられます。
この期間を経過すると湿度がたりない乾燥状態でも問題はありません。
また、今度は反対に常温下での保管は適さなくなるため、孵化させる春までは物置などの自然環境に近い温度の場所で保管します。
カビは鈴虫の卵にとって大敵です。
一旦カビが発生した卵は孵化することはありません。
カビの発生は土の衛生状態や湿度の多さに影響を受けます。
鈴虫の卵が眠っている土にカビが発生するのは菌の繁殖が原因ですから、できるだけ菌の元となるものを取り除くべきです。
そのため、産卵が終わったあとに餌の食べ残しなどを取り除くことを心掛けましょう。
卵の孵化にとって、湿度はとても大切な要素です。
しかしながら、必要以上の湿度は卵にカビを発生させ孵化しない原因となります。
春に水を与える場合、土全体が湿り気を帯びる程度で十分です。
その後は、土が乾燥しないよう霧吹きで湿度を保てば問題ありません。
水が溜まるほど与えるのは逆効果になると心得ましょう。
まとめ
ここまで、鈴虫の卵が孵化しない原因とその対策方法についてみてまいりました。
鈴虫の卵が孵化しない原因は、湿度不足と温度低下による凍結、そしてカビの発生でした。
これらの対策方法としては、卵の表面が丈夫になるまで土の湿度を保ち凍結させない。
土の衛生状態に注意して、孵化させるときの水の与えすぎを控えることです。