自宅で鈴虫を飼っている方はいらっしゃるでしょうか。
鈴虫はきちんと飼育環境を整えれば、それほど飼育が難しい生物ではありません。
鈴虫は卵から産まれてから、長くても半年程度しか生きていられませんので、短い間しか飼育を楽しむことができないと思う方も多いと思います。
しかし、繁殖をさせることにより、何世代もの鈴虫の飼育を楽しむことができます。
今回は鈴虫の産卵についてまとめてみたいと思います。
鈴虫のメスの産卵の時期はいつごろか?
鈴虫の繁殖はそれほど難しいものではなく、同じ飼育容器でオスの鈴虫とメスの鈴虫を一緒に飼育していれば、自然と卵をくれると思います。
鈴虫の繁殖期はだいたい8月くらいの時期から始まります。
繁殖行動を終えたメスの鈴虫は、おおよそ一週間程度で産卵期に入るのですが、そこから長くて2か月もの間、卵を産み続けます。
ですので、鈴虫の産卵期は8月から10月ころということになります。
鈴虫のメスのお腹ってどうなってる?
鈴虫のオスとメスを見分ける方法として、羽の違いなどがありますが、産卵管のあるなしでも見分けることができます。
産卵管とはメスの鈴虫の腹部の後方についている細い管です。
この産卵管を土に差し込み、地中に卵を産み付けるのが、鈴虫の産卵方法です。
地中に卵を産み付けるのは、冬を越すため、他の生物に食べられてしまう危険性を少なくするためなどが理由としてあげられます。
先ほども説明したように、一度産卵期に入ったメスの鈴虫は、しばらく卵を産み続けます。
産卵を終えると、間もなくしてメスは亡くなってしまいますが、亡くなるまでに、100以上の卵を残すメスもいるそうです。
まとめ
今回は鈴虫の産卵についてまとめてみました。鈴虫はあまり寿命の長くない生き物ではありますが、産卵をさせることにより、次の年も鈴虫の鳴き声を家で楽しむことができます。
飼育方法もそれほど難しいものではなく、初心者の方でも比較的簡単に飼育環境を整えることができます。
お店などで販売されている鈴虫を毎年飼ってくるのもいいですが、家で1シーズン卵の頃から育てた鈴虫のほうが愛着もわきますので、鈴虫の飼育に慣れてきたら、繁殖にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。