鈴虫を害虫とみなす人はいますでしょうか。
鈴虫の鳴き声があまり好きでなく、うるさいと捉える人にとっては害虫になるのかもしれませんが、基本的には害虫だと思っていない人がほとんどだと思います。
しかし、害虫の代表格であるゴキブリと見比べてみると、けっこう似ているような気がします。
体の大きさも色合いもよく似ているため、遠目から見ると、見分けがつかない人がほとんどかもしれません。
はたして鈴虫はゴキブリの仲間なのでしょうか。
今回は鈴虫とゴキブリの関係や、両者の違いについてまとめてみたいと思います。
鈴虫はゴキブリの仲間なのか
鈴虫はゴキブリと外見はよく似ていますが、仲間ではありません。
鈴虫はコオロギ科に含まれるコオロギの仲間でバッタ目に分類されます。
ゴキブリは網翅目・亜目のゴキブリ目なので全く違う生物だと言ってもさしつかえないと思います。
鈴虫とゴキブリの違いについて
鈴虫とゴキブリは全く違う生き物ですが、よく似ているのも事実です。
そこでこの二種の生き物の違いをご紹介したいと思います。
一番わかりやすい違いは移動の仕方です。
鈴虫のようなコオロギ科の生き物はジャンプして飛ぶように移動します。
足の形も鋭角に曲がっています。
一方のゴキブリは、地を這うようにカサカサと移動します。
ゴキブリが多くの人から嫌われる原因は、この動きが気持ち悪いという理由もあるでしょう。
鳴き声に関しても違いがあります。皆さんもご存知のように、鈴虫はその名の通りリーンという心地よい鳴き声を発します。
ゴキブリも実は鳴くのですが、言葉では表しにくい不快な鳴き声を発します。
このように鳴き声でも両者の判別はできますが、やはり動きの違いが一番の見分け方でしょう。
まとめ
今回は鈴虫とゴキブリの関係と違いについてまとめてみました。
鈴虫とゴキブリは外見はよく似ています。
しかし、鈴虫はその鳴き声に魅了され、飼育している方もいるのに対し、ゴキブリは視界に入っただけで新聞紙などでつぶされてしまうなどと、人間による扱われ方にはかなりの差があります。
ゴキブリにも美しい鳴き声のような、人に好かれる要素がひとつでもあればもう少しましな扱い方をされるかもしれませんね。