鈴虫の鳴き声はとても涼し気ですよね。
家で毎日聞くことが出来たら、どれだけ癒されることでしょう。
私も幼い頃は祖母の家で飼っていて、その音色を幼いながらに楽しんでいたことを覚えています。
そんな鈴虫の正しい飼育方法について、温度における注意点を含めてお伝えしていきます。
鈴虫の基本的な情報
鈴虫と言えば秋の風物詩、リンリンと言う可憐な鳴き声が特徴です。
これは人間のように口から声を発して鳴いているのではなく、オスが羽をこすり合わせることで鳴いています。
鳴く理由は諸説ありますが、主な理由としては縄張りの主張と、メスへの求愛と言われています。
ちなみにメスが鳴くことはありません。
体長は約2cmほどです。
バッタ目、キリギリにス亜目、コオロギ科に属していますが、他の虫と比較してかなり大きいです。
鈴虫の成虫の活動時期は7月下旬から10月上旬です。
それ以降は寿命で亡くなってしまいますが、人間の飼育下の場合はこの限りではなく10月以降も生きていることが多いようです。
餌や飼育環境が自然界よりも恵まれているからと言えるでしょう。
飼育に必要なもの
まず第一に飼育ケースです。
水槽などが無難かもしれません。
この他には飼育用のマット、鈴虫が休むための場所として枝や割れた植木鉢など、野菜の餌が直接地面に触れないための串、乾燥を防ぐための霧吹きです。
温度管理
25度前後を保てるように意識しましょう。
もし室内が30度以上になってしまうようなら室内は避けた方が良いです。
また、室内で飼う場合のケースの置き場ですが、直射日光の当たる場所は好ましくないです。
鈴虫は湿気や薄暗い場所を好むからです。
ですから、日光がさんさんと照らされる窓側は避けるべきでしょう。
次にケース内環境の湿気の問題です。
ケースの中の飼育用マットですが、これが乾燥してしまうと鈴虫は亡くなってしまう危険があります。
そのため、霧吹きでマットが乾かないように湿らせてあげましょう。
注意点としては、霧吹きする時に鈴虫にはかからないようにして下さい。
鈴虫が弱ってしまう原因になるからです。
まとめ
ペットの鈴虫に少しでも長生きしてほしいですよね。
そのためには正しい飼育の仕方をしっかりと事前に知っておくことはとても大切です。
鈴虫の場合は温度調整も非常に気を付けなければいけませんので、日々の観察やお世話をしっかりしてあげましょう。