鳴き声を楽しむと同時に繁殖させることもできる鈴虫。場所も取らずに飼育できるため、鑑賞や繁殖目的で購入される方も多くいます。

しかしながら、実際に鈴虫を飼育しようとした場合、ケースに入れるオスメスの割合や数に困ってしまう方もいるのではないでしょうか。

ここでは、鈴虫の飼育時におけるオスとメスの割合や数についてご紹介します。

鈴虫 オスメス 割合

飼育ケースに入れる鈴虫のオスメスの割合と数

鈴虫のオスメスを飼育ケースに入れる場合、割合は1対1の同数が理想的です。

鈴虫の特徴的な鳴き声はオスだけがだし、鳴き声の意味は求愛と威嚇です。

仮にケースに入れる鈴虫の割合をオスだけにした場合、縄張りの主張や威嚇の意味を持つ鳴き声をだす可能性はありますが、鳴き方の異なる求愛行動、プロポーズとしての鳴き声をだすことはありません。

メスよりも多い割合でオスを入れた場合はどうでしょうか。

オスだけのケースとは異なりこの場合は求愛行動の鳴き声を聞くことができます。

しかしながら、今度はメスの鈴虫の奪い合いが始まる可能性を含んでいます。

メスの奪い合いは激しく、プロポーズで鳴いているオスを他のオスが邪魔するほどです。

このため、飼育ケースに入れるオスメスの割合は等しくするのが適しているといえるでしょう。

より強い遺伝子を残すためにも、オスとメスの割合に差をつけるのが良いとする説もありますが、これは見解が分かれるところです。

ケースに入れる鈴虫の数はどれくらいが良いのでしょうか。

もちろん、これはケースの大きさによって適当な鈴虫の数は異なります。

50センチメートル幅のガラス水槽やプラスチックの飼育ケースであれば、50匹ほど鈴虫を飼うことはできます。

ただ、あまりにも数が多いと鈴虫同士が争いを起こすため、50センチメートル幅であれば30匹くらいが適当でしょう。

少ない容量ケースでも鈴虫の飼育は可能です。

ショップで取り扱っている小型の飼育ケースの場合、鈴虫同士のスペースに配慮しても3ペア、6匹ほどの数には対応できます。

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まとめ

ここまで、鈴虫の飼育時におけるオスメスの割合や数についてご紹介しました。

諸説あるものの、鈴虫のオスとメスの割合は同等が理想的です。

飼育ケースに入れる鈴虫の数は、ケースの大きさに比例して多くの数を入れることはできますが、争いなどが起きるためスペースに余裕を持った数を心掛けます。

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