鈴虫や松虫の特徴と言えば「鳴くこと」が最初に挙がると言っても過言ではありませんよね。
鳴く虫はこの他にも色々いますが、虫の種類によって鳴き声にそれぞれ特徴があります。
ご存知の方も多いでしょうが「虫が鳴く」とよく表現しますが、人が声を発したり動物が鳴くように口から声を出しているわけではありません。
虫の場合は前の羽2枚や足をこすり合わせることで、共鳴させて音を出しています。
この点においては虫の種類に関係なく共通して言えることです。
また、なぜ鳴くかと言うことも虫の種類に関係なく共通しています。
虫が鳴く主な理由はオスがメスと共寝をするために呼んでいるのです。
もう1つの理由としては縄張りを主張する際やコミュニケーションとして鳴き声を使っていると言われています。
今回は鈴虫と松虫の鳴き声を中心に、特徴や違いをまとめます。
鈴虫の鳴く時期
活動の時期は5-10月です。
季節としては夏の初めから秋の終わりにかけて頻繁に見かけることが出来ると思います。
河原付近の草むらや雑木林に生息しています。
鳴き始めの時期としては繁殖期の8月下旬頃です。
鈴虫の鳴き声
「リーンリーン」と数回繰り返し鳴きます。
音色は風鈴のようで心地よく癒される方も多いのではないでしょうか。
野外では音が散らばってしまい綺麗には聞こえません。
音色をしっかり聞きたいという場合は家で飼育した方が良いでしょう。
松虫の鳴く時期
活動時期は8-11月下旬頃です。
鳴き声が頻繁に聞こえてくる時期は、繁殖期になる8月中旬-9月上旬です。
松虫の鳴き声
「チンチロリン」とリズミカルに鳴きます。
幼い頃に「あれ松虫が鳴いている チンチロ チンチロ チンチロリン」という歌を聴いたことがありませんか。
実際もこの歌と同じく「チンチロリン」と言った可愛らしい鳴き声をしています。
松虫が鳴くと秋が来たことを感じますね。
まとめ
虫の鳴き声は最近では昔と比べて聞く機会が減ってきていると思います。
実際に聞いてみると風情を感じられて、とても良いものです。
今回は鈴虫と松虫2種類の鳴き声の比較をしましたが、色んな虫の種類の虫の鳴き声を比べてみると色んな違いがあって、きっと楽しめるのではないでしょうか。