鈴虫と松虫の違いについてご存知でしょうか。
鈴虫と松虫の違いは?
松虫はバッタ目コオロギ科の昆虫で古くはスズムシのことを「マツムシ」、マツムシのことを「スズムシ」と呼んでいた、あるいは混同されることが多かったといわれています。
スズムシに似ているのですが、体長は19〜33mmとより大型で、体色は淡褐色です。
また、付節に吸盤があるためプラスチックやガラスの垂直面を登ることが出来る様になっているのです。
鳴き声は『ティッティリリッ!!』、『ピッピリリッ!!』というような鋭くしかも大音量のもので、家の中で飼育しているとしばしば安眠が妨げられるほどなのです。
そして、鈴虫はバッタ目コオロギ科の昆虫で古くは「マツムシ」とも言われていたのです。
体長は17〜25ミリで、日本産コオロギ科昆虫としてはかなり大型の部類に入り、夜行性のため触角が非常に長いのです。
触角は白い部分が多く、一部が黒い。
頭部は小さく、翅は幅広く、瓜の種のような形をしているのです。
また、ジャンプ力はあるのですが、ガラスやプラスティックは上らないのです。
鳴き声は『リーンリーン』で、携帯電話ではスズムシの音色は聞くことはできないのです。
鈴虫はマツムシ、松虫はスズムシなのか?
実際に平安時代あたりには、現在のスズムシを松虫、マツムシを鈴虫と呼んだというのが定説となっていて、昔の人は、りんりんという声を松風に、ちんちろりんという声を鈴に似ていると聞いたと言われています。
この定説には異論があり、昔も今も、スズムシは鈴虫、マツムシは松虫だったのです。
スズムシもマツムシも、古来同じように好まれるのに、ペットショップなどで売られるのはスズムシばかりなのですが、その理由はスズムシのほうが繁殖させやすいからなのです。
まとめ
鈴虫も松虫もとても似たような生き物ですが違いもいろいろあるのですね。