鈴虫を飼う際に注意しなければならないのがダニです。

ケースの中に鈴虫を飼っているだけなのに招かれざるダニも一緒にケースに住みついている、そんなことが起こるのです。

もちろんですが鈴虫にとってダニは悪影響を及ぼし、寿命を縮めてしまう原因にもなります。

今回はダニがなぜ住みついてしまうのか、その対策についてまとめます。

鈴虫 飼育 ダニ 駆除

ダニの種類

ダニの種類はなんと世界中で2万種類ほどと言われています。

その中から、鈴虫のケースに発生するダニの種類は「コナダニ」と言うものです。

性質としては湿度を好みます。

なので、湿気の多い梅雨の時期や結露が多く発生する冬場には、家庭でもよく目にすることがあるみたいです。

小麦粉やホットケーキミックス、お好み焼き粉等の粉ものの食品にもよく発生し食中害虫としても知られています。

もし粉ものに付いたダニに気づかず調理に使ってしまえば食中毒の危険があります。

私たちも注意が必要なダニなのです。

見た目の特徴としては、コナダニの体長は0.5mm前後の小型で、背中に生えている毛に絡めとられたホコリを引きずって歩いているようなので、「動き回るホコリ」と言った印象でしょうか。

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ダニはどこから来るのか

気になるのはこのコナダニがどこからやって来るのかと言うことです。

どうやら疑わしいのはマットのようです。

有機質が含まれるマットの場合、製造時の加熱処理が十分に出来てないとマットにダニの卵が残っていることがあります。

そうすると湿度の高い梅雨の時期にダニが発生することがあるようです。

対策

鈴虫のマットとして、有機質が含まれている物と含まれていない物の2種類が売られています。

ですから、有機質が含まれていないマットを選択すれば、主に土が使われて出来ているため、ダニも発生しにくいようです。

また、必ずしも鈴虫の専用のマットでなくても、園芸用の赤玉土や芝の木土で代用しても問題ありません。

もし有機質の含まれたマットを使っていて、それを取り替えたいと思っていてもなかなかすぐには出来ない場合の応急処置としては、加熱消毒です。

ダニとダニの卵を懺滅させるためです。

やり方はケース内の資材を全て取り除き、鈴虫以外を電子レンジで温めます。

加熱後は冷めてからケース内にセットし直しましょう。

また、ケースも水洗いしましょう。

そして今後の飼育の注意点としては、ダニが好むような過度の湿度にはならないようにすることです。

まとめ

ダニを駆除する方法はいくつかあるので、色々試してみても良いと思います。

鈴虫にとっても人にとっても過ごしやすい環境を作れるように工夫していきましょう。

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