鈴虫の卵にカビが生えることは、鈴虫の命にかかわる一大事といっても過言ではないでしょう。
一旦、卵にカビが発生すると鈴虫は孵化することはありません。
そのため、カビが生える原因を知り、対策の方法を学ぶことが大切です。
鈴虫の卵にカビが生える原因と対策
鈴虫の卵にカビが生えるのは、卵が眠っている土の湿度や衛生状態が原因です。
鈴虫が卵を産む土の上では、カビを発生させる菌を増殖させる原因がたくさんあります。
鈴虫は雑食性ですので、与える餌はナスやキュウリ、リンゴなどの野菜や果物にくわえて、動物性タンパク質である煮干しや魚粉などが挙げられます。
これらを直に土に置くのは、食べ物はもとより土を汚し菌の繁殖に繋がります。
土の衛生状態を保つためにも、餌を用意するときには串や小皿を使用することを心掛けましょう。
また、産卵前に餌の食べ残しや鈴虫のフンなどで土が汚れた場合には、きれいな土と交換するべきです。
鈴虫の卵は水を得ることで孵化するため、土の湿度は鈴虫にとって大切な役割を担いますが、その反面、土の湿度が高すぎると卵にカビが生える原因となります。
つまり、春に鈴虫を孵化させるため水を与えすぎると、鈴虫の卵にカビを生えさせてしまうということです。
水の与える量が対策方法となりますが、春の孵化に水を与える場合には土全体が湿り気を帯びる程度を心掛けましょう。
あとは乾燥しないように気を付けるだけで問題ありません。
土の表面に水が溜まるほどの過剰な供給は、鈴虫の卵にとって逆効果となるため禁物です。
また、カビは生きていない卵だけに発生します。
半透明を保っている卵は生きていて、カビが生えることはありません。
まとめ
ここまで、鈴虫の卵にカビが生える原因と対策方法を紹介してきました。
鈴虫の卵にカビが生える原因は菌の増殖によるものです。
カビを発生させない対策方法としては、野菜や煮干しなどの鈴虫の餌を直接土に置かないこと、フンや食べ残しなどで土が汚れたときには新しい土と交換することでしたね。
鈴虫に水や湿度は大切ですが、やりすぎは卵にカビを生えさせる原因となります。
ここでお伝えした湿度加減を試してみてください。