鈴虫の音色って涼し気で風情を感じさせてくれます。
そんな音色に癒されたいと思いいざ飼ってみると、鈴虫って共食いをするんですよね。
虫の本能だから仕方ないとは思うけれど、やっぱり大切なペットが減るのは悲しいことです。
出来るだけ数を減らさずに飼うために、共食いの理由やそこから考えられる対策をまとめます。
共食いの理由①
理由①は、タンパク質の不足です。
共食いの多くの場合はタンパク質の不足のために起こります。
鈴虫にとって自分と同じ種族の鈴虫を食べれば、栄養としては合う、合わないといった問題がありません。
ですからタンパク質不足の時に共食いすることは都合が良いと言えるでしょう。
共食いの対策①
タンパク質が足りていないなら、たくさん与えれば大丈夫です。
鰹節などを入れてあげましょう。
特に産卵期や孵化してすぐの頃は、多めにタンパク質をあげた方が良いです。
共食いの理由②
理由②は過密です。
飼育ケースの大きさに対して鈴虫の数が多いと共食いの原因になります。
共食いの対策②
飼育ケースの大きさに対しての飼育匹数の大体の目安が、以下になります。参考にして下さい。
Lサイズ、、、ケースの幅30×奥行20×高さ20(cm)、、、20匹
Ⅿサイズ、、、ケースの幅20×奥行15×高さ15(cm)、、、10匹
Sサイズ、、、ケースの幅20×奥行10×高さ10(cm)、、、5匹
その他注意点
共食いの時に狙われやすい個体は想像つきやすいと思いますが、弱って元気がなかったり、他の個体と比べて体が小さいものです。
そのような個体がもしいるようだったら、元気になるまでは別のケースで飼育するのも1つの手です。
また、基本的には鈴虫はオスよりもメスの方が強いです。
産卵期になるとメスがオスを食べてしまうこともあるようです。
しかしこのことはどうしようもないので、知識として事前に一応知っておくということが大切だと思います。
対策し切れずやるせない気持ちになってしまいますが、自然の摂理なのかもしれません。
まとめ
飼っている鈴虫に出来ることなら、共食いせずに全ての個体に元気に成長してほしいですよね。
もちろん個体数など減らしたくありません。
そのために私たちが出来る限りのことはしてあげましょう。
それでも共食いは完璧にはきっと避け切るのは難しいことでしょう。
ですからその時少しでも悔やまないためにも毎日のお世話を手を抜くことなく、しっかりしてあげると良いのではないでしょうか。